FASHION BATON
INTERVIEW VOL.15

アメリカ留学が変えた、
サンボーン裕子さんの

自然体なライフスタイル

Introduction

SDGsや1億総活躍社会など、女性が仕事で活躍する機会が増える中、ライフステージの変化を迎えファッションに悩んだり、楽しむ女性達に今の想いをインタビュー。
好きな服を見つける方法、お気に入りのアイテム、バッグの中身を見せてもらうことで今の女性達のリアルなファッションをお届けします。

yuko sanborn

サンボーン 裕子さん

1982年生まれ。名古屋生まれ。
大学時代アメリカに留学され、ボストン市内の雑誌社でインターンとして雑誌の紙面デザインをご担当。卒業後は名古屋のデザイン会社にて、グラフィックデザイナーとしてパンフレットやギフトカタログの制作をご経験され、2015年にGoat Designを設立。
現在は旦那さんとともに、多言語のホームページ制作などプロモーション制作を行っていらっしゃる2人の娘さんのママです。
英語が堪能で、TOEICはなんと935点!

欠かせない 女性らしさ

ーーお仕事の時のファッションについて教えてください!

仕事柄、お客様と対面やオンラインでお話しすることが多いので、相手の方の緊張を和らげる安心感のあるファッションを心掛けていますね。

元々数年前までは、仕事なので”かっちり感”と言いますか、ちゃんとした印象が大事!と思っていて、自然と黒やネイビーの落ち着いた色味を選ぶことが多かったのですが、ここ最近はファッションにも変化があって。
色味が明るい方がお客様も話しやすいのかな?緊張しないのでは?と考えて、トップスは淡い色や明るい色の洋服を選ぶようになりましたね。
製造業のお客様と仕事させていただく機会が多く、実際に工場に行くこともあるので、安全面や動きやすさも考えてボトムは基本的にはパンツスタイルです。 トップスに色を使っている分、色味はおとなしめのベージュや黒、あとは工場に行く時にはフラットなシューズを選んでいます。
以前ヒールを履いて行った時に、失敗した!という経験があったので(笑)

シンプルなファッションだからこそ、小物使いで女性らしさを出したくて、イヤリングやヒールパンプスを履いたり、毛先にカールをかけてみたり、TPOに合わせてアクセントを出すように意識しています。

Fashion
Baton

ーーお仕事とお休みの日でファッションにどんな違いがありますか?

休日はゆったりしたシルエットのトップスにタイトなボトムを合わせることが多いです。 デニムを穿いたり、あとはボーダー柄のトップスを着たり、大ぶりなイヤリングを付ける時も!仕事の日とは少し違った合わせを楽しんでいますね。

今娘が小学校4年生と2年生で、まだまだ走り回って遊んだりする年齢なので、プライベートでも動きやすさを意識するのは同じです!
気づいたら汚れが付いてる!なんて時も多いので、なるべく汚れがすぐ取れる、洗える洋服なのは大事なポイントです(笑)

洋服選びの こだわり

ーー普段のお買い物の場所や選ぶポイントは決まっていますか?

休日よりは仕事の日に買い物することが多くて、訪問先から帰る時に名古屋駅や栄駅のファッションビルをよく利用しています。
選ぶ時に1番意識しているのは素材感ですね。触ってみてチクチクしなさそうだなとか、シワになりにくかったり洗える素材かどうかをチェックしています。

あとちょっとしたこだわりで、トップスは基本的に襟元が詰まっている服かVネックの服を選んでいて、ゆるっとした首周りの物より落ち着くんですよね!

ーーインターネットでお買い物することはありますか?

よく買うお店や1度買って感じがわかっているものだと利用しています。
子供が生まれてすぐの時はお店に行くのが難しいのでネットを見て購入していたのですが、実際届いたらイメージと違う!ということもよくあって。

モデルさんがかっこよくポーズをとっている写真を見ていても実際自分が着るって考えた時に想像しにくいな、もっとわかりやすい直立の写真も見たいな〜と思ったり。
ネットで上手く買えるようになりたいと思う反面、まだまだ自然と着慣れているブランド、サイズや素材感をよく知っているお店のものになっちゃいますね。

内側から取り入れる ファッション

ーー昔から愛用しているアイテムはありますか?

普段使いのアイテムだとあまり無いかもしれませんが、結婚式で使うバッグとか頻度がそこまで多くないものは長く持っていますね。

ファッションに物心付く頃にはファストファッションが凄く流行っていて、”良いものを長く使う”ことを学べる機会があまりなかったんです。
例えばレザーのバッグは定期的にこうやってお手入れするとか、洋服を長く着るにはこういうケアが大事とか、そういった情報に触れる機会を今後増やしていきたいなと思っています。

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ーーファッションの情報はどこから得ることが多いですか?

周りの素敵な女性たちです。特に周りの女性起業家さんたちはいつも楽しそうでキラキラしていてとても魅力的で、ファッションの参考にさせていただいています。
女性経営者の方々との交流の機会が多いので、会う度にその方の中身だけでなく、こういう魅せ方があるんだ!ってヘアスタイルやファッションにも刺激を受けています!

最近はInstagramなどで色んな方のファッションやコーディネートが見れる時代ですが、私はその人の内面から表現されているファッションが好きなんだなって感じますね。

自然体な ライフスタイル

ーー学生時代から今まででどんなファッションの変化がありましたか?

高校生くらいになってファッションに興味持ち始めて、その当時は身体にフィットした服とか柄物とか色々な洋服を試しましたね。
高校卒業後にアメリカのボストンの大学時代に留学した時にファッションの捉え方が大きく変わりました。
向こうの方は無地のシンプルな服装が主流で、女性だとキャミソールにデニム!のような流行にとらわれない自然体のファッションだなって感じたんです。

5年間の生活の中で私自身もシンプルなアイテムを好むようになり、着飾らなくていいんだって感覚になって。
今のシンプルな服装に小物使いで遊ぶファッションは当時の留学経験が大きなと思いますね。

最近は好きなファッション小物の選び方も少し変わってきて。
環境に配慮していたり、活動を応援したいと思えるブランドを選ぶようになりましたね。
アンティークの着物生地を使った手作りのマスクケースを作っている志月という和小物のブランドは、京友禅の販促活動もされていて、和の文化を残す活動にとても魅力を感じました。
また、ジビエレザーマーケットというジビエレザーを再利用して作られたお店のピアスもよく購入していて、オーナーさんが鳥獣対策もされているんです。

ファッションアイテムが世の中に溢れているからこそ、サスティナブルで共感できるものを選び続けたいですね。

ーー旦那さんと起業されたきっかけを教えてください!

留学の後、アメリカで出会った今の主人と結婚、そして出産と、ライフイベントを経験しました。 仕事は育児休暇中だったのですが、保育園に入れなくて、子供を預けられる方も近くにはいなかったので、当時勤めていた名古屋のデザイン会社を退職したんです。
その後大体3年間くらいは主婦として家事や育児に奮闘していましたね。

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主人はアメリカでWebのプログラミングやデザインの仕事をしていたのですが、海外から日本にきた人の経験を活かせる場所は実はあまりなくて、スキルがあっても仕事に直結しないこともあって。
私も主人もWebで生計を立てていきたい思いはあったけど、働き先が少ない。そんな葛藤と戦う日々の中で、働き先を自分たちで作ろう、起業をしようって思い立ったんです。

起業してからの数年間は簡単なものではありませんでした。0から始めた事業なので軌道に乗るまで大変でしたし、生活していくだけでやっとな感じで。
次第に良くしてくれるお客様との出会いも増えて今はようやく軌道に乗ってきました。なので、心の中にもファッションにもまた自然体が戻ってきたのかなと思いますね。
これからも素敵な女性起業家さんたちに仕事やファッションのことについて学んでいきたいです。

バッグの中身 を見せて下さい!

Things in my bag

1. PC

打ち合わせやシェアオフィスに、仕事で欠かせないマストアイテム。

2. Notebook

打ち合わせのメモに使う無地のノートは、デザインなどのイメージのスケッチにも使用!

3. Pencil Case

中には予定表に色別で書けるようカラーペンとお気に入りのボールペンをイン!

4. Camera

資料撮影時によく使うカメラ。動画も撮影できて、手振れ補正も嬉しいポイント◎

5. Card Case

一目惚れで買った名刺入れはレザーの質感がお気に入り。

6. Earrings

行く先によってピアスを変えるため、替えのピアスはいつもバッグの中に!

7. Wi-Fi

ポケットWi-FiはPCと同じく仕事の必需品!

8. Mask Cace

サスティナブルな背景に共感して購入した志月のマスクケース

YUKO SANBORN
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seven dot

seven dotのアイテムを着ていただきました!

サイドスリット テーパードグルカパンツ

グルカパンツをオフィススタイルのコーディネートで着ていただきました!

つるっとした生地感のグルカパンツは、キレイめのジャケットやブラウスに相性◎
裾のスリットは足元を美しくみせてくれます。

Thank you for taking the interview

Interview by    Kazuki Eto

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