オケージョンとフォーマルの違いは何?意味とふさわしいスタイルを考えてみました

マスクも3月から解禁されて、結婚式や入学式や卒業式といった、より人と会う機会が戻ってきました。
大切な会では服装もマナーの1つでドレスコードが設定されている場合もあります。

どんなシーンに、どういう服装を選べばいいかこの機会に確認してみたいと思います。
(※写真はイメージになります。)

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「オケージョン」と「フォーマル」、意味はどう違う?

まずは一般的な言葉の意味から見てみます。

オケージョンとは

英語の「occasion」を示す言葉で、「行事・式典・祭典」の意味。ファッションでは結婚式や入学式といった行事の服装を示します。

フォーマルとは

「正装」や「礼服」といったフォーマルウェアのことで、服装の中でも最も格式高いものを示します。

さらにフォーマルには細分化すると3つの意味があるようです。

フォーマルの種類

  • 正礼服(モストフォーマル)
    格式のある式典、結婚式・披露宴の新郎新婦の両親が着用するもの。
    皇族の方が着るミモレ丈の「アフタヌーンドレス」や結婚式で新郎新婦の両親が着用する「モーニングコート」・「黒留袖」・「イブニングドレス」が当たります。

  • 準礼装(セミフォーマル)
    一般的な結婚式・披露宴のゲスト、入学式・卒業式に着用するもの。
    フォーマルほどは格式張っていない服装で、ビジネス・フォーマルもここに該当します。スーツスタイルやジャケットにワンピースと言ったものが当たります。

  • 略礼装(インフォーマル)
    ガーデンウエディングや結婚式の二次会・同窓会、レストランの食事に着用し特に制約はないようですが、カジュアルすぎる柄は避けたほうがよいかもしれません。

言葉の意味から考えると、一般的にはセミフォーマル=オケージョンと考えてもいいのではないでしょうか。

モストフォーマルは、ロング丈もしくはミディ丈のスカートで、胸元・襟元がつまったデザインで、手袋や帽子も着用するのに対して、セミフォーマルはロング丈でなくても問題はありませんが、膝上10cm以上のミニ丈や肩がでるノースリーブは避けたほうが良いです。

パンツスタイルもOKですが、親族や上司の結婚式に参列する場合はスカートスタイルが無難なようです。

セミフォーマル・オケージョンのルールとマナー

以前に比べると昨今は、ドレスコードに対してカジュアルな装いも受け入れられる傾向にはありますが、日本の一般的なルールやマナーに関してみていきます。

ドレスの色・柄・素材・露出

フォーマルな場では、色数が多いほどカジュアルな印象を与えるため、プリントや柄は避けたほうが良いようです。特にアニマル柄は殺生をイメージさせるため、NGとされています。
また、オールブラックは不祝儀を、オールホワイトコーデは花嫁をイメージさせるため結婚式・披露宴では避けたほうが良いようです。

ドレスの生地は昼は儀式、夜はパーティーのイメージで選ぶのが良いようで、昼は上品さを感じさせるレースを、夜は光沢があり華やかなシルク素材といった考え方で選ぶのがわかりやすいようです。

露出に関しては基本的にNGで、特に肩・背中・胸元の肌の露出は避け、スカート丈も膝下が良いとされています。ストッキングは日本では必須と言われていましたが、最近は生活様式とともに徐々に素足の方も増えているようです。(これは男性のノーネクタイ化と同様に、女性の生脚も少しずつ許容されるようになってきたようです。)

● 海外のストッキング事情

海外では王室のようなフォーマルな行事ではストッキングを履くことが多いようです。しかし日常生活では履く機会が少ないようで、インターネットで「海外 ストッキング」で検索してみても、「はかない」という記事を沢山見かけます。海外ドラマでビジネスのシーンでも女性たちはストッキングを履いていないようです。

フォーマルとオケージョン、いかがでしたか?

マナーは一緒に時間を過ごす人たちへの気遣いでもありますが、最近は生活に合わせてアップデートされています。一番はその場にどういう方々がいらっしゃって、皆さんの服装とバランスが取れているかということ。

ちなみにこの春、お子さんがご卒業・ご入学を迎えたスタッフの話によると、スカートのひとは減っていて、ジャケットとパンツもセットのものではなく、別々の生地のものを選んでいる方も多かったようです。

マナーも意識しながら、ファッションも楽しんでいきたいですね。

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