ホームケアを見直そう!素材ごとの洗濯と“1枚洗い”や洗濯ネットのメリット・デメリット

洗濯したが、服がダメージを受けてしまう。
シワが残る、風合いが変わる、伸びたり縮んだりして着心地が悪くなる。実はその原因、「素材に合っていない洗濯方法」にあります。

洗濯はどの服も同じやり方でいいわけではありません。
本記事では、素材ごとに気をつけたい洗濯・脱水・乾燥のポイントとseven dotがオススメする“1枚洗い”をわかりやすく解説します。

seven dotおすすめの“一枚洗い” / アイテムのイージーケア

洗剤を入れすぎると起きる、3つのトラブル

まず知っておきたいのが、洗剤過多による影響です。

1. 洗剤のすすぎ残しによるゴワつき・シワ

洗剤が繊維に残ると、生地は硬くなり、乾いた後にシワが取れにくくなります。
「ちゃんと洗ったのにパリパリする」「アイロンしてもシワが戻る」
こうした現象の多くは、汚れではなく洗剤残りが原因です。

2. 洗剤による、繊維そのものの劣化

洗剤は汚れだけでなく、繊維表面のなめらかさや油分も一緒に落とします。
特にサテン・レーヨン・ウールなどの繊細な素材では、洗剤の入れすぎ=風合いの破壊に直結します。

3. 脱水時、洗剤によるシワ固定

泡が多すぎると、洗濯槽の中で衣類がきれいに動かず、折れた状態のまま脱水されやすくなります。その結果、深いシワが遠心力で固定されるという現象が起こります。

洗剤の適量は「汚れ」ではなく「素材」で決めるのが基本になりますので、お手入れしたいアイテムがどういった素材なのか、洗濯時に注意すべきことは何かを確認しておきましょう。

また、洗剤だけでなく柔軟剤の使用にもポイントがあります。柔軟剤は香りづけや風合い調整には便利ですが、入れすぎると逆効果になることも。

・吸水性が下がる
・ベタつきが出る
・繊維がコーティングされて通気性が悪くなる

特にサテンやベロアなどの素材は、柔軟剤の過剰使用で質感そのものが変わることもあります。
香り目的であれば、規定量の半分程度で十分です。

コットン・サテンベロア...素材ごとの洗濯方法

■コットン(綿)

コットン素材は丈夫な印象がありますが、実はシワが最も出やすい素材のひとつです。
シワの主な原因は洗いよりも脱水の際の遠心力です。シャツなどはあえて洗濯ネットに入れず、広がった状態で洗う方が深い折りジワを防ぐことができます。
脱水は30秒〜1分程度に短くし、洗濯後すぐに形を整えてハンガー干しを。タンブル乾燥は縮みや型崩れの原因になるため避けるのが基本です。

■サテン・ベロア

サテンやベロアは表面の美しさをポイントとする素材で、摩擦強い脱水に弱いのが特徴です。洗濯時は必ず洗濯ネットを使用し、脱水はごく短時間、もしくは脱水なしがおすすめ。
洗い上がったら、水が少し滴る状態で吊り干しにすると、水の重みで自然にシワが伸びます。

乾燥機は表面が潰れたりツヤが失われる原因になるため、タンブル乾燥は禁止と考えましょう。

■ウール・ニット

ウールやニット素材は、洗いすぎや摩擦によって一気に劣化します。基本は手洗いか、おしゃれ着洗いコースで優しく押し洗いを。
脱水後はタオルで水分を取って平干しがおすすめです。

もみ洗いや長時間の脱水は縮みやフェルト化の原因になるため避けましょう。また、ハンガー干しやタンブル乾燥は型崩れを招くため、こちらも避けましょう。

■ポリエステル

ポリエステルは比較的扱いやすい素材ですが、油断するとテカリやプリーツ崩れを起こします。洗濯時はネットに入れて摩擦を減らし、脱水はやや短めにするのがおすすめ。シワが出にくい素材なので、干す前に形を整えるだけで十分きれいに仕上がります。高温に弱いため、タンブル乾燥は低温設定でも慎重に行ってください。基本は自然乾燥が安心です。

■リネン(麻)

リネンは通気性に優れた素材ですが、シワになりやすいのが特徴です。
シワを防ごうとして脱水を強くすると、かえって深い折りジワが残るため注意が必要です。脱水は短めにし、洗濯後すぐに干すのがポイントです。完全に乾かしきらず、少し湿り気が残る状態で取り込むと、風合いを保ちやすくなります。タンブル乾燥はゴワつきの原因になるため避けましょう。

■デニム

デニムは洗い方次第で表情が大きく変わる素材です。色落ちや選択の摩擦でデニムの擦れた状態を楽しみたい場合は、洗濯回数を控えめにし、洗う際は裏返して単独洗いが基本。
脱水は短めにして、ねじれを防ぎます。色移りの可能性もありますので、他の洋服と一緒にする場合は注意してください。

乾燥機を使うと縮みや硬化が起こりやすいため、タンブル乾燥はやめておきましょう。自然乾燥でゆっくり乾かすことで、デニム本来の風合いが保たれます。

困った時は、洗濯表示をチェック

洗濯をする前は衣類の洗濯表示を確認しておきましょう。
洗濯表示によっては、ご家庭での洗濯洗いが難しいものありますので、アイテムに合わせて適切なお手入れをしましょう。

また乾燥の種類として、タンブル乾燥と呼ばれる方法があります。槽内を回転させながら温風を当てることで、水分を蒸発し乾燥する方法のことです。ポイントは「回転と熱や風による短時間乾燥」です。

回転をさせながら乾燥をかけるため、衣服が重なった際の摩擦が発生します。また、熱や風によって服の水分を蒸発させ乾かすことができます。コインランドリーの乾燥もこのタンブル乾燥が主となっています。

「タンブラー乾燥禁止」の表記が表示ラベルにあった場合、その衣服は以下のようなことが疑われます。タンブラー乾燥禁止のマークは、四角の中に円が描かれた乾燥機の記号に大きな「×」印が付いたものです。このマークが洗濯表示にあった場合は、乾燥機へは入れず、自然乾燥や浴室乾燥で洗濯ものを乾かしてください。

●乾燥機の回転と熱や風によって、型崩れし易い衣服である。
●乾燥機の回転と熱や風によって、縮み易い衣服である。
●乾燥機の回転と熱や風によって、ボタンやビーズ、スパンコールなどの付属品が傷つき易い衣服である。
●乾燥機の回転と熱や風によって、風合いが損なわれる衣服である。

つまり、他の商品に比べ乾燥の方法に注意が必要ですのでしっかりと洗濯方法を確認しておきましょう。

seven dotおすすめ、“一枚洗い

seven dotではアイテムの一枚洗いをおすすめしています。
お洗濯機のなかに、裏返したアイテムを1枚だけ入れて“手洗いモード”でお洗濯する方法です。
ホームケアが出来ないアイテムは、登場頻度も減ってしまいますし、匂いや汚れがついたお洋服は置いておく時間が長いと取れづらくなります。

簡単にホームケアできる方法としてseven dotでは“一枚洗い”をオススメしています。

■1枚洗いがオススメな理由

衣類にとって「濡れて水を含んだ状態」は、最も無防備でダメージを受けやすい危険な時間です。

1. なぜ「濡れている」とダメージを受けるのか?

① 繊維が「ふやけて」弱くなっているから
髪の毛と同じで、繊維(特にコットン、レーヨン、ウールなどの天然素材や再生繊維)は、水を吸うと膨潤(ぼうじゅん)して「ふやけた状態」になります。

乾いている時は硬くて丈夫な繊維も、濡れると柔らかくなり、少しの摩擦でも表面が削れたり、毛羽立ったり(ピリングの初期段階)しやすくなります。

② 「水」という重り(ウェイト)を背負っているから
水は想像以上に重いです。例えば、水を含んだロングスカートや厚手のTシャツは、乾いている時の何倍もの重さになります。

その重い状態で洗濯機の中で振り回されると、自重(自分の重さ)に耐えきれずに、首元や脇、バイアスの生地などが「物理的に引き伸ばされて」しまうのです。

③ 摩擦係数が上がる(=ブレーキがかかる)から
乾いた布同士はスルッと滑りますが、濡れた布同士はペタッと張り付き、滑りが悪くなります。
滑らない状態で無理やり洗濯機が回転すると、衣類同士が「強く擦れ合う(ヤスリをかけ合う)」状態になります。

これが、表面の劣化や、強烈なシワの原因になります。

これらのことから、他のアイテムとぶつからず、洗いのときもすすぎのときも、ゆったりした十分な空間がある状態で洗え、乾燥のときにもたっぷりと空気に触れるので、ふんわり仕上がりやすくなります。

1枚で洗うと洗濯のお水がもったいないという声も聞きますが、現代の洗濯機はかしこく水量を調整してくれます。
1枚でのお洗濯は洗濯時間も短く、家族が多いご家庭でも合間にさっと終わらせることが出来ます。

どんな素材も、洗濯ネットに入れたほうがいい!?

素材によって洗濯ネットにいれる方が良いものもあります。
洗濯ネットの役割は、以下の4点です。

① 摩擦・毛玉の防止(表面を守る)
他の衣類と擦れることで起きる「毛羽立ち」や「ピリング(毛玉)」を防ぎます。

② 型崩れ・伸縮の防止(シルエットを守る)
洗濯機の中では、強力な水流で服が引っ張られます。たとえ「単独洗い」であっても、水流で生地がグイーッと伸ばされたり、ねじれたりします。
ネットに入れることで、服が過剰に動き回るのを物理的に制限し、伸びやヨレ(型崩れ)を防ぎます。

③ 付属品の保護(ディテールを守る)
ボタン、ファスナー、ホックなどが洗濯槽の壁にぶつかって欠けたり、生地を傷つけたりするのを防ぎます。

④ ホコリの付着防止(見た目を守る)
特に「ベロア」のような起毛素材は、水中の小さな糸くず(リント)を磁石のように吸い寄せます。目の細かいネットは、フィルターの役割をしてゴミの付着を防ぎます。

では、洗濯ネットに入れるデメリットはあるのでしょうか?
実はハリのあるコットンのシャツやブラウスは、洗濯値ととに入れるとシワがついてしまうことがあります。

 なぜ「シャツ」はネットに入れるとシワになるのか?
シャツ地(ブロードやタイプライターなど)は、「折れた状態で圧力をかけると、その形を記憶する」性質があります。

ネットに入れると狭い空間で畳まれた(あるいは丸まった)状態で固定されます。
その状態で脱水(遠心力)がかかると、「畳みジワ」や「くしゃっとした圧迫ジワ」が強く刻まれてしまいます。

ネットに入れずに洗うと水の中で生地が泳ぐので、変な折り目がつきにくいです。

しかしサテン、ベロア、ニットといった繊細で伸びやすいアイテムを洗濯したいし、シワにもしたくない場合は、脱水時間を1分もしくは一番短い設定にすることをオススメします。

シワの最大の原因は「脱水(円進捗)」です。サテンもベロアも、脱水を短くして水が滴るくらいで干すと、水の重みで引っ張られて、アイロンいらずで驚くほど綺麗に乾きます。これこそが「モードな服を家でケアする」最大のコツです。

素材と洗濯について、いかがでしたか?

生地によっては乾燥の影響でシワになってしまったり、傷んでしまうこともありますので、洗濯の方法について知っておくことが重要です。

乾燥機は時短になり、最新の機種では“手洗いモード”だと衣類のダメージを考慮して乾燥をかけてくれ、自然乾燥よりもふんわり仕上げてくれるものも多くなっています。素材の性格を理解し、必要以上に洗いすぎないことが、家庭洗濯で服を美しく保つ最大のコツです。

またseven dotでは、事前にアイテムを洗濯機洗いしてどの程度ダメージが出るかをテストしたり、日常的にスタッフが洗濯をすることでチェックを行い、なるべく多くのアイテムをホームケアできるように努力しており、seven dotのダウンコートはご自宅でもお洗濯できる生地を選定しています。

お持ちの洗濯機にもよりますが、ダメージが気になる場合は、短めの時間からお洗濯してみるのもポイントです。ぜひ、お手入れを適切に行ってお気に入りのアイテムを永く楽しんでいただければと思います。

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