世界を震撼させた新型コロナウィルスの流行。
日本でも緊急事態宣言は解除されたものの私たちの生活スタイルはコロナによって大きく変わり続けています。
外出を避けステイホームが増えた今、ファッションとの関わりはどのように変化し、順応していくべきなのでしょうか。
サスティナブルやエシカル消費にみられる新しい倫理観
そもそも新型コロナウィルスの流行前より、社会ではサスティナブルやエシカルといった言葉を耳にすることが増えました。
サスティナブルとは人間の活動が自然環境や資源に悪影響を与えず、かつその活動を維持できるさまを表す言葉のことであり、
エシカルとは「倫理的」という意味であり、私たちが生きていく上で守るべき概念を差します。
つまり、社会は環境への配慮を今一度見直す時代に本格的に突入したのです。
この倫理観は今回の新型コロナウィルスによってさらに推進されると考えます。
求められるのは快適さと必要性
では具体的に私たちのファッションにおける付き合い方はどう変わっていこうとしているのでしょう。
緊急事態宣言が解除され、徐々に自由な活動が取り戻され始めてはいる一方で、ステイホームによりファッションの必要性というものに対して考え方が変わった方が増えました。
安かったから買っておこうとか、ただトレンドを追いかけるだけの消費ではなく、
本当に今自分が必要としている服、着心地が良い・TPOに対応できるなどの快適さがより重視されています。
不要不急のマインドがファッションにも流れてきたのです。
本当に欲しいものを買うという風潮が結果サスティナブルやエシカルにも繋がっていくのです。
一方でよりファッションを楽しむ人も
不必要な消費を控える傾向が増す中で、ファッションが自分らしさを表現するツールとしての役割が大きくなっているのも事実です。
時間ができたからこそ、ファッションやメイクに時間をかけ個性を表現する。
また、仕事でも在宅勤務が増える中で、服を着替えることによってオンモードに切り替える方も多いです。
生活の基本としてあげられる衣食住にあるように、ファッションは纏うことで防護の意味だけでなく、アイデンティティや感情、気持ちの切り替えを表す役割も担っています。
まとめ
今や店舗に行かずともオンラインで購入も試着もできる時代。
消費の方法や目的は変化してもファッションという文化は不滅です。
これからはさらに環境や資源に配慮した持続可能なファッションや生き方が尊ばれることとなるでしょう。