初夏の陽射しを感じる日も増え、お出かけしやすい季節になると、ファッションを楽しみたいという気持ちも自然と高ぶってきますよね。
ショップを覗くと、トレンドカラー・デザインのアイテムがたくさん並んでいて心がときめいた経験は、きっと誰もが感じたことがあるはずです。
そこで近年注目されているのが「パーソナルカラー」です。
アイテムを選ぶ時、より自分に似合うカラーを知っていると、さらに自分自身を魅力的に見せることができると言われています。
この記事では、パーソナルカラーの基本的な知識に加え、よりファッションを楽しむためのコツをご紹介します。
パーソナルカラーとは
パーソナルカラーとは、肌・髪・瞳など、その人が持つ色に調和する色素(似合う色のグループ)のことです。
肌・髪・瞳などの色は一人一人違うため、その人に調和する色も一人一人違ってきます。
そこで、100枚以上の色布(ドレープ)を使い、その人に調和する色を診断することができます。この方法が「パーソナルカラー診断」と言われています。
パーソナルカラー診断は、4つの色のグループに「春」「夏」「秋」「冬」と名前をつけて、もっとも似合う色のグループをシーズンごとに分けて診断するスタイルのことです。
● Spring(春)
若々しくてキュートなイメージ、イエローベースのカラフルな鮮やかな色が似合うタイプで、「イエベ春」と言われています。
基本のファッションイメージは、明るく可愛らしい、ヘルシー&ポップカジュアルです。
● Summer(夏)
女性らしいエレガントなイメージ、ブルーベースのソフトでクールな色が似合うタイプで、「ブルベ夏」と言われています。
明るめのソフトな色、パステルカラー、スモーキーな色を得意としており、上品でありつつベーシック&シンプルなファッションが似合います。
● Autumn(秋)
大人っぽい雰囲気で、イエローベースの深みのある色合いが似合うタイプで、「イエベ秋」と言われています。
シックで暗めの深い色、アースカラーを使ったナチュラルなファッションにすると、ゴージャスな雰囲気になります。
● Winter(冬)
洗練されたモダンでシャープなイメージで、ブルーベースのクールでコントラストの効いた鮮やかな色合いが似合うタイプで、「ブルベ冬」と言われています。
メリハリのある色使いが得意で、モノトーンコーデで存在感ある着こなしができます。
パーソナルカラーを身につけて、魅力を引き出す
その人が身に付けている色の印象は、その人のイメージを大きく左右しています。
パーソナルカラーを知ることで、自分をより魅力的に見せることができ、相手に対して好印象を与えることができるでしょう。
自分のパーソナルカラー、つまり「自分を魅力的に見せてくれる色」は、以下のような効果をもたらしてくれます。
■ 肌にツヤ、透明感が出る
■ 健康的に見える
■ 若々しく見える
■ 色素沈着・肌トラブルが目立ちにくい
■ クマ・ほうれい線が目立ちにくい
■ フェイスラインが引き立つことで、小顔効果が期待できる
逆に、自身のパーソナルカラーとは異なる、苦手とする色についてもみてみましょう。
■ 肌がくすんで見える、ツヤが無くなる
■ 疲れている印象を与える
■ 不健康そうに見えやすい(青白い、黄ばみ、黒ずみ)
■ 実年齢よりも老けた印象になる
■ 肌のざらつきや、肌トラブルが目立ちやすい
■ フェイスラインがぼやけ、膨張して見える
パーソナルカラーを知ることは、自分に合うファッションアイテムやメイクアイテムを知ることにつながり、自分の魅力を引き出してくれることでモチベーションも上がってくるでしょう。
また、自身の外見に対しても自信がもてるようになり、内面的な要素に対してもメリットが期待できます。
好きな色・着たい色が苦手な色なら、ボトムスや小物で取り入れる
自分のパーソナルカラーが分かったけれど、「好きな色」「着たい色」が当てはまらなかったとしても諦めないでくださいね!
ファッションアイテムの話になりますが、コーディネートを間違わなければ「好きな色」「着たい色」を着ても問題ありません。
では、どうすれば良いのでしょう。
顔周りにある色がその人の印象を左右するので、逆に顔周りから遠ざけてあげることで解決することができます。
つまりコーディネートする際に、顔周りから遠い場所、つまりボトムスやファッションアイテムとして取り入ればOKです!
パーソナルカラーを知って、もっとファッションを楽しもう
自分のパーソナルカラーを知れば、より自分を魅力的に見せる色やファッションイメージが分かりますし、逆に苦手とする色であっても上手くコーディネートすれば解決できるので、もっとファッションを楽しむきっかけになったのではないでしょうか。
また「今まで似合わないと思っていた色が、実は似合う色だった」という気づきもあったのではないでしょうか。
好きな色や着たい色と似合う色は違うので、是非これまでとは違った色やコーディネートにもトライしてみてくださいね。